ハドソン川の奇跡 航空無線英文日本語訳テキスト+CD
ハドソン川の奇跡 航空無線英文日本語訳テキスト+CD
2009年1月15日、USエアウエイズ(AWE1549)バードストライク事故全交信記録完全日本語化!
商品内容
1.アドバンスドATCコミニュケーションズ テキスト(クリアカバーA4サイズ本文83ページ、添付資料6ページ)
2.付録CD(CDR-CDDAフォーマット。約50分)プレーヤーによっては再生できないものもあります。
詳細説明
航空無線(ATC)座学教育用に制作した教材。約50分間の途切れのない交信の記録です。
89ページの冊子に英文のトランスクリプト、日本語対訳および参考図を掲載しています。
アメリカ連邦航空局が一般公開した、2009年1月のUSエア1549便不時着水事故前後の交信記録音声ファイルをベースに作成しています。
ATISは事故前と事故後(スペシャルレポート)合計2本を収録。
事故機が離陸したラガーディア空港のクリアランスデリバリー、グランドコントロールおよびローカルコントロールタワーの交信記録は、ランプでの出発準備から離陸上昇までのAWE1549機の様子が克明に記録されています。
ローカルコントロールからデパーチャーにATCが引き継がれた直後に鳥との衝突事故が発生します。
緊急時におけるパイロットの判断力とコントローラーの連携プレーをぜひあなたの耳でお確かめください。
事故機を見守っていたのはデパーチャーコントロールだけではありません。
不時着候補に挙がったテーターボロ空港ローカルコントロールが他の航空機の離陸を瞬時の判断で止めさせたり、不時着地点上空に偶然居合わせたヘリコプターが、ハドソン川への不時着水をコントローラーに実況中継したりと実際の現場にいるような臨場感を味わうことができます。
CDの内容
トラック1: ATIS(2分6秒)
トラック2: クリアランスデリバリー(2分52秒)
トラック3: グランドコントロール(7分20秒)
トラック4: ラガーディアLC(8分29秒)
トラック5: ラガーディアデパーチャー(10分2秒)
トラック6: クラスBサウスポジション(10分7秒)
トラック7: テーターボロLC(10分0秒)
興味本位の野次馬的な立場ではなく、あくまでもパイロットとして緊急時にどのような対応をすればよいかを学習し、同時にアメリカのATC環境に接するための教材となっています。
航空無線の交話法は、ICAO(国際民間航空機関)によって、世界標準となるものが決められています。
アメリカももちろん加盟国なのですが、実情は独自路線というか、かなり標準から逸脱していて、他国のパイロットから恐れられています。
通常の手順から少しでも外れると、アメリカンイングリッシュのオンパレード状態となり、外国人パイロットが理解するのは厳しくなります。
もしもあなたが、アメリカに行って飛行機の操縦をするとしたら、嫌でもこの強烈な環境に晒されるわけです。
一言聞き違えたら大惨事になる可能性をはらんでいます。
この教材の交信記録は約50分間ですが、会話の途切れがなくとても密度の高い50分です。
また日本語訳が英文と併記してありますので、内容がかなり理解しやすくなっています。